映像で食っていきたい君へ【第2回】若きPV製作者のモガキ~いまのお前は3点だ
2015/06/18
※本記事は、Creator’s MAGAZINE(GIFMAGAZINE)とUTB映像アカデミーのタイアップ記事になります。
入学資金を貯めるために2年間アルバイト三昧
ーー 高橋さんは北海道出身という話ですが、東京に出て来ることで苦労されたのではないでしょうか?
松澤 初めて会ったのは新千歳空港の喫茶店だったっけ。
高橋 入学したいと連絡して、来てもらったんですよね。でも、初めて会ってから、入学するまで2年もかかってしまった。学費もなにも足りなくて、親に頼れるような状況でもなくて。
松澤 その時スケジュール帳を見せてもらったら、半端なく忙しい。スケジュールがバイトで詰まりすぎだったのを覚えてる。
高橋 服屋、居酒屋、引越のバイトをかけもちで。とにかく映像業界で働きたくて、だから全力でバイトして東京に行くお金、UTBに入学するお金を貯めようと。2年もかかりましたけど。
松澤 入学してきたときは「本当に来たんだ!」て、少し驚いた。なにがそこまでさせたんだろう?
高橋 小栗旬ですね(笑 もう純粋に小栗旬がタイプで。特に「クローズ2(2009年/三池崇史監督)」の小栗旬が最高にかっこよくて。業界に入りましたけど、まだ会えない。入学前のバイトは、とにかくお金のため。そうじゃなくて、やりたいことで稼ぎたいという気持ちはありました。2年間のバイトで、その気持ちは強くなったかも。
ーー 映像を学ぶにも、多くの専門学校はありますが、UTBを選んだ理由はどんなところだったのでしょう?
高橋 他の専門学校も候補には挙がっていたんです。一番のポイントは1年制っていうところでしたね。2年制だと学費が厳しい。もうそれは現実として大きな問題でした。もうひとつ、どんどん現場に参加できるというところが良いなって。
松澤 実際、現場に出るとどんなことを感じた?
高橋 最初の現場は、安室奈美恵さんと平井堅さんの「グロテスク feat. 安室奈美恵」のPV撮影だったんですよ。UTBの学生が私を含めて3人、現場に入っていて。印象的だったのが、最初から学生扱いしてくれない。「学生さんが見学にきてる」「学生さんが手伝いにきてる」というのではなく、普通に厳しく、一スタッフとして扱われる。そして、小さなことでも一人一人に仕事を任せてもらえる。厳しいんですけど、うれしかったですね。
松澤 そういう現場に出て行っていると、夏を過ぎた頃に目の色が変わってくる学生が出て来るんだよね。現場のリアルがわかってくる。
高橋 朝から始めて翌朝になっても現場が終わっていないとか(笑
松澤 そういうリアルも含めて。
生徒をお客さんだと思ったら、成立しない
高橋 現場に出ながらも学校の実習もあって。覚えているのが最後の実習で、一人一人の課題なので逃げようがない。しかも当日に「これをやれ」と言われて。
松澤 実習とはいえ、普通の仕事として扱うからね。授業料をもらっているから学生はお客さんなんだけれど、そう思っていたらUTBは成立しない。自分でやれる生徒を育てたいし、自主性は重視しないと。
高橋 確か実習の内容もプレゼンの資料を作るというもので、映像はそのプレゼン資料の一部。プレゼンの企画で怒られて、映像で怒られて。朝一でテーマが伝えられていて、必要なモノを準備する時間もほとんどない中で。もうむちゃぶりなんですけれど、いま、現場ではむちゃぶりが当たり前ですから。鍛えられましたね。
松澤 耳障りが良いことを言っても、卒業して現場に出て「こんなの違う」ってなったらむしろかわいそうでしょう。
高橋 なんだか厳しい話ばっかりになってますけど、楽しいこともあったんですよ(笑 確か2回目の制作実習は、先生が監督で作品を作るというもので。その時はいろんな先生と話せて楽しかった。中には現場で人が変わってしまう先生もいましたけど。
松澤 僕自身は、生徒と言うよりも後輩だと思ってるんだよね。他の先生もそうだと思う。実はUTBで教え始めた頃、最初は正直、こしかけのつもりだったんだよね。それがある時に先輩のディレクターから「お前はUTBをどうしたいんだ?」と聞かれて。そこで始めて本気で考えた。自分がした苦労はさせたくない。だから、徹底的に現場のリアルを教えようって。
高橋 授業の中にはダンスとかもあったんですけど、あれはどういう意味で?
松澤 他にも演技レッスンとかデイベートの授業もあったはず。一見関係ないように思えるけれど、全部繋がっているんだよ。むちゃぶりに応えることができるようにということと何かしらを表現をするっていう訓練。最終的にはそれが仕事になるからね。
高橋 そういう意味だったんですか(笑
松澤 UTBはコースもわかれてないでしょう。普通だったら、CM制作コースとか音響コースとかカメラマンコースとかにわかれてる。そうしていないのは、狭い分野のスペシャリストは今の時代、通用しないから。昔はスペシャリスト集団が映像を作ってたんだ。でもいまはデジタル化が進んで、極端な話、全部一人で作ることもできるようになってる。だから、全部知ってるゼネラリストじゃないと生き残れない。だから、現場をたくさん経験して、いろんなことを学ばせてる。
高橋 言われてみればそうですね。学生の頃はそこまで気が付きませんでしたけど。
徹底して、映像業界のリアルを体験させるUTBでの学生生活。そこで待っていた出来事とは?
ここからはあなたが選択したお話をいたしましょう。A,Bどちらかお選びください。
UTB映像アカデミーとは
今回Creator’s MAGAZINEがタイアップさせて頂きました、UTB映像アカデミーはインディーズ映画監督という肩書のフリーターを輩出する学校ではありません。きゃりーぱみゅぱみゅ、EXILE、E-girls、AKBなどのアーティストから、TV番組まで様々な制作現場、撮影現場に実際に参加します。年間600本を超える数多くの撮影現場で「実践スキル」を磨き、1年という短期間でプロの「実績」・「人脈」を作れます。だから、UTBは4年連続、就職100%しかも卒業後、プロとして活躍できる人材に育てる。徹底的に現場力を身につける学校です。10年後やりたいことを仕事にしたい大学生、フリーターの方、本当にやりたいことを仕事にできていない社会人の方、もしよろしければオープンキャンパスに参加をしてみませんか?
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