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地球外生命体がいる星?「エンセラダス」とは[tiQ/Vol.3]

   

地球外で生命が生息できる星エンセラダス[tiQ/Vol.3]

連載:tiQニュース

 本連載ニュースは、国内外の映像クリエイターやニュースメディアから情報をご提供・ご協力いただき、地球・自然・宇宙・生物・科学などの不思議や、知的好奇心をくすぐるような新たな発見を動画やGIFを用いてお伝えするニュース連載です。衝撃的な瞬間を撮影したクリエイターの努力と共に、世界の謎に触れる旅をご一緒しましょう。より詳しい情報や誤り、ご助言等ありましたら、お問い合わせやコメントにてお教えいただけると幸いです。

2015年3月9日東京大学にて 土星衛星の「エンセラダス」で地球以外で生命が育まれる環境があることを発表

土星衛星のエンセラダスで地球以外の天体で生命が育まれる環境があることを発見
 東京大学大学院 新領域創成科学研究科の関根康人准教授、海洋研究開発機構の渋谷岳造(しぶや たかぞう)研究員などの研究チームが、地球以外の天体に生命を育む環境があることを発見しました。今回のtiQは2014年3月9日東京大学により発表された土星衛星エンセラダスの地下海に海底熱水活動!―生命生息可能環境を宇宙に発見-ニュースについてご紹介していきます。

今回の大きな発見は「エンセラダスに生命の必須3大要素の存在を明らかにしたこと」

 土星の衛星「エンセラダス」には液体の水、有機物、エネルギーという、生命に必須の3大要素が、現在でも存在することが分かりました。エンセラダスでは地下海の割れ目から熱水を噴出している可能性が高く、原始的な微生物を育む環境が、地球以外の太陽系の天体で存在することを初めて実証したもので、地球外の生命体の発見に大きな一歩となったのです。

図2 今回明らかになったエンセラダス内部の様子。南極付近の地下に岩石コアと触れ合う広大な地下海が存在しており、海底にはおそらく広範囲に熱水環境が存在している。南極付近の割れ目から地下海に由来したプリュームが噴出している (画像提供NASA/JPL)。

図1
今回明らかになったエンセラダス内部の様子。南極付近の地下に岩石コアと触れ合う広大な地下海が存在しており、海底にはおそらく広範囲に熱水環境が存在している。南極付近の割れ目から地下海に由来したプリュームが噴出している (画像提供NASA/JPL)

どうして熱水を噴出した場所で生命が生きることができるの?

 初期の地球の生命誕生の場がそうであったように、海底ではマグマで温められた熱水が絶えず吹き出ています。その熱エネルギーを使って原始的な生物が生きています。エンセラダスの海水には塩分や二酸化炭素やアンモニアなどのガス成分、有機物が含まれることは以前から明らかになっていました。つまり、3大要素で欠けていたエネルギーがあることが発見されたと言えます。

図1  カッシーニ探査機によって撮影された、エンセラダスの南極付近の割れ目から噴出するプリュームの写真(画像提供NASA/JPL)。

図2
カッシーニ探査機によって撮影された、エンセラダスの南極付近の割れ目から噴出するプリュームの写真(画像提供NASA/JPL)

エンセラダスに住めるの?

エンセラダスって住めるの?

 エンセラダスは土星の氷衛星のひとつで、直径は500kmほどで、地球の25分の1の大きさです。ちなみに東京ドームの約2000倍の大きさですね。平均気温は-208℃。大気の91%が水蒸気であり、人間が生きるには難しそうです。厚さ30~40kmの氷の層の下には深さ10kmほどの液体の地下海があります。今回の発見は人間が住めるかということではなく、地球外に生命体がいるのか?という夢のある話です。エンセラダスに移住をお考えだったみなさん。期待をさせてしまい申し訳ありません。しかし、地球以外の生命体に会える日は近いかもしれません。

地球以外の星に移住したらこんな感じ?

【情報提供】
東京大学大学院 新領域創成科学研究所:http://www.k.u-tokyo.ac.jp/info/entry/22_entry384/

【執筆】CREM編集部
tiQニュース

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