全352作品。GIFクリエイターの頂点が決定。【theGIFs 2015 GIFアニメコンテスト結果発表】
2015年12月13日(日)、AdobeとGIFMAGAZINEがタッグを組んで実施をしたGIFアニメコンテスト「theGIFs -Award of GIF Creator-2015」の表彰式を銀座で開催いたしました。当日はノミネート者,審査員,メディア関係者限定のパーティーも合わせて開催いたしました。本記事では今回のコンテストの全体の流れや審査のポイント、表彰結果、コンテスト応募者の統計的情報をレポートします。
事前審査によりノミネートされたGIFクリエイター16名が集結
アートディレクター・映像作家の奥下和彦さん、ドット絵作家の1041uuuさん、LINE株式会社チーフプロデューサーの谷口マサトさん、アドビ システムズ 株式会社から轟啓介さん、GIFMAGAZINEからは大野謙介が審査員として参加をしました。
「GIFらしさ」とは。-審査のポイント-
1次審査通過作品を見ながら、各審査員の皆様に評価のポイントをご説明いただきました。2014年~2015年にかけて、GIFアニメーションによるプロモーションや表現の仕方で様々な盛り上がりが起こりました。それらを踏まえ、審査員からは各作品ごとににじみ出る世界観やGIFのループする性質や短尺性を活かしている作品を評価している旨をお話いただきました。
審査結果発表、最優秀賞は Kaito Mizunoさんの「SHIGUSA」
最優秀賞 Kaito Mizuno「SHIGUSA」
奥下和彦さんは選出の理由として、「非常にシンプルなオブジェクトのみで構成されていて、赤く正方形にトリミングされた中で、これほど丁寧に女性らしさを表現するだけでなく、GIFアニメのループの気持ちよさが表現できていたこと」をお話しました。審査員全体でも短いループ、シンプルだからこそにじみ出る味わいが表現できているとの声があがっていました。
受賞作品紹介
※ファイルサイズの関係で、正式サイズをご覧頂く場合は各作品をクリックし、GIFMAGAZINEでご覧ください。
優秀賞 Hama-House「夢」
優秀賞 Maiko Takamiya「arise」
優秀賞 ミヤギトオル「喫茶「あなぐら」」
優秀賞 森本 眞生「午後の授業はうつらうつら」
優秀賞 瀬川 淳希「【動く浮世絵】隅田川を照らす」
優秀賞 瀬川 淳希「【動く浮世絵】特等席」
アート部門賞 高瀬 庄治「ATTACK」
インタラクティブ部門賞 おすし「ときどきネコを見せてくれる英雄」
シネマグラフ賞 cine「cinemagraph-鳩」
ドット絵部門賞 (※該当者無し)「-」
U-22賞 吉岡美樹「ポップひいじい_紅白」
GIFMAGAZINE賞 Maiko Takamiya「arise」
1041uuu賞 中村充宏「DIYでニワトリの小屋」
谷口マサト賞 佐野 良之「おとり」
アドビ賞 Hama-House「社会」
奥下和彦賞 林本 椛「田中久重の探求」
参加者属性では映像クリエイターが33%、クリエイター系職種66%、美術系学生を合わせると、約80%がクリエイター系の方。
アニメーター、映像系、Web系を始め、クリエイターに特化したコンテストとなりました。
theGIFs2016 次回開催にご期待ください。

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