そこはかとなく好奇心を刺激するクリエイターの秘密基地。

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【イベントレポート】GIFアニメの祭典 theGIFs2019。エントリー1,500点の中から今年のNo.1 GIFが決定!

      2019/12/23

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GIFMAGAZINEとアドビシステムズが共同開催する、「theGIFs -Award of GIF Creator-」。誕生から30年以上もクリエイターから愛され続けるファイルフォーマット“GIF”で描かれた作品を対象とし、今年のNo.1 GIF作品を決定する日本最大級のGIFアニメコンテストです。

GIFの魅力をより多くの人々に伝え、超短尺な中に様々な感動を詰め込む世界中のGIFクリエイターを応援、賞賛するGIFアニメの祭典も、今年で6回目を迎えました。
今回は新たに「お笑い部門」が新設され、よりバラエティに富んだ作品が審査対象となった他、事前の審査会で選出されたノミネート30作品に対し、グランプリを含む全13賞を表彰式当日の最終審査で決定するなど、新たな試みも実施。
また、表彰式イベントではtheGIFs2019審査員によるトークセッション「theGIFs座談会」も開催。更に話題のアーティストによるDJ、LIVEを行った他、会場内でもたくさんのエントリー作品を上映するなど、これまで以上に見応えあるイベントになりました。

エントリー作品は1,500点以上、100名を超える来場者で大いに賑わったtheGIFs2019表彰式イベント詳細をレポートします。(写真:手塚一紀、執筆:GIFMAGAZINE)

GIFの盛り上がりを感じる会場

今年の表彰式イベント会場は「表参道WALL&WALL」。会場内は入り口のアーチをはじめ、theGIFsのテーマカラーであるピンク色をポイントにポップカルチャーとしてのGIFの盛り上がりやワクワクした雰囲気を感じられるたくさんの装飾が随所に施されました。

入り口には特徴的なアーチ。テーマカラーの鮮やかなピンクがインパクト大

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会場内にも、ところどころピンクの照明や装飾が。

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そしてラウンジフロアでは1,500点を超えるtheGIFs2019エントリー作品の中から、選りすぐりの150作品を大画面で投影。ラウンジソファで寛いだり、ドリンクを片手に作品に見入る来場者の方々も多くいらっしゃいました。

theGIFsの主催であるGIFMAGAZINEが、2019年にたくさんのGIFクリエイターと共に実施したGIFの取り組みもパネルとiPadを使ってご紹介。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への参加、LINEやSimejiなど人気のコミュニケーションツールへのGIFスタンプ提供開始など、メディアコンテンツ、コミュニケーションコンテンツとしてのGIFの広がりを感じる展示となりました。

ラウンジやエントランスの壁にはiPad,iPhoneを使った展示が。2019年のGIFの取り組みが紹介されました

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今年のイベントMCは「脳みそ夫」さん

メインフロアで行われた表彰式イベントのMCは、お笑い芸人「脳みそ夫」さん。当日は大人気のキャラクター「OL聖徳太子」で登場。『脳みそ夫だってMCするっつーの!』と独特の口調で会場を沸かせつつ、イベント進行の他、最終審査の時間を使って「脳みそ夫体操」の連続チャレンジなど、イベント全体を大いに盛り上げてくださいました。

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【GIFMAGAZINE×脳みそ夫 公式チャンネル】
https://gifmagazine.net/users/75119/profile

今回は、イベント会場に来られなかった方や海外のクリエイターさんにも会場の熱気や盛り上がりを感じていただこうと、初めての試みとして表彰式イベントの生配信を実施。配信動画は現在もGIFMAGAZINE 公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。

事前審査で選ばれたノミネート30作品を発表

いよいよイベントのスタート。まずは主催であるGIFMAGAZINE代表 大野による開会挨拶、そして事前の審査によって選ばれたノミネート30作品をご紹介。
この中から今年のNo.1 GIFが決定するとあって、来場者、出演者共に期待が高まります。

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トークセッション「theGIFs座談会」

ノミネート作品紹介の盛り上がりそのままに、theGIFsでは初めての試みとなるトークセッション「theGIFs座談会」へ。
「theGIFs座談会」はtheGIFs2019審査員メンバーによる、「GIFを語る」トークセッション。審査員それぞれの「theGIFs」審査のポイント、着眼点や、ノミネート作品の中でも特に気になった作品、注目のクリエイターについて熱く紹介しました。異なるジャンルで活躍するメンバーだけに、作品の楽しみ方や審査のポイントも十人十色。あらためてGIFの魅力を発見できる貴重なセッションとなりました。

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theGIFs2019審査員は主催であるGIFMAGAZINE代表 大野謙介、アドビシステムズ株式会社 轟啓介さんをはじめ、デイリーポータルZ 林雄司さん、アニメーション作家 水江未来さん、注目のデジタルアートデバイス/プラットフォーム「FRAMED*」から高橋智宏さん、デザインコンサルティングファーム「THINKR」から渡辺想介さんに参加いただきました。

写真左から、水江未来さん、アドビシステムズ轟啓介さん、GIFMAGAZINE大野謙介
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THINKR渡辺想介さん、FRAMED高橋智宏さん、デイリーポータルZ林雄二さん
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イベント会場内で最終審査を実施

GIF作品への愛が詰まった濃密な時間となった「theGIFs座談会」のあとは、会場内のラウンジフロア一角を閉鎖し厳重警戒(?)のもと、審査員による最終審査を実施。
緊張感溢れる雰囲気の中、座談会での内容、またSNS等で発表したノミネート作品それぞれへの反響、コメントを参考に審査員メンバーによる最終議論が行われ、グランプリを含む13賞の作品が選定されました。

会場内の一角、緊迫した雰囲気の中で行われた最終審査
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いよいよ結果発表。今年はGIFから伝わるストーリー、世界観が大きなポイントに

回を重ねるごとに、クオリティの高いたくさん作品がエントリーされているtheGIFs。今年はGIFの特性である短尺さ、ループの美しさなどとは別に、作品の外側に見えるストーリー・世界観やモチーフのユニークさも審査の重要なポイントになりました。ノミネート30作品は、どれも独創的で素晴らしいものばかり。その中から厳正なる審査のもと選ばれた、栄誉ある13作品がいよいよ発表に。

審査員それぞれがプレゼンターとなり、各部門賞、審査員賞の表彰が行われました。

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ハンガリーから来日したKlara Petra Szabo(クララ・ペトラ・サボー)さんの「The Light」は、FRAMED*賞を受賞。この作品には話題のデジタルアートプラットフォーム「FRAMED*」での配信権利が与えられます。
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最優秀賞は HattoriGraphics さんの「地獄」に決定!

そして、栄えあるグランプリの発表です。

細部に散りばめられた色々なキャラクターの動きが秀逸で、画面のどこを見ても楽しめるよう作られている、騒々しいのに不思議とずっと見ていられるテンポ感、「地獄」という重いテーマでもコミカルに描かれていて見ていると元気になれる等、全審査員から高く評価されたHattoriGraphicsさんの作品「地獄」が、theGIFs2019グランプリに輝きました。

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なんとHattoriさんは「デイリーポータルZ」賞とのダブル受賞。おめでとうございました!

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話題のゲストによるパフォーマンス

表彰式のあとは、話題のアーティストによるLIVE、DJ TIME!

まずはSNSや音楽関係者の間で大注目のHIPHOPユニット「TAMURA KING」によるLIVE。独特の世界観と兄妹ユニットのチームワークを活かしたパフォーマンスで会場を盛り上げます。

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そして、多方面で活躍するハイブリッドガール「MONICO(モニ子)」さんのDJ TIMEには、GIFMAGAZINE公式GIFerであり、モーションデザイナーとして活躍する「OTP(オトピ)」さんがVJとして参加!ノミネート作品を織りまぜる等、theGIFsの為に作られたとっても素敵なオリジナル映像とMONICOさんのポップな選曲がマッチした、特別な空間になりました。OTPさんは今回の表彰式オープニングアニメーションも手がけてくださいました。

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イベント終盤は来場者全員での大懇親会。普段なかなか会えない遠方や海外からのクリエイターも参加して、色々なGIF談義で大いに盛り上がりました。
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受賞作品紹介

※フルサイズでご覧頂く場合は各作品をクリックし、GIFMAGAZINEでご覧ください。

最優秀賞 HattoriGraphics「地獄」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
画面の隅々までこだわって作られたキャラクターの動きなど、どこを切り取っても楽しい演出が満載。全体のテンポも良く、何度でもループして見たくなる気持ち良さがあります。「地獄」をテーマにしながら見る人を元気にする、GIFを知らない人でも一見して楽しむ事ができる、素晴らしい作品です。

アート部門賞 TatsuyaM「untitled」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
音楽の拍子を視覚化した美しい作品。それぞれの拍子のシンプルな動きがとても滑らかに表現されているだけでなく、色使いや質感の美しさも際立っています。

インタラクティブ部門賞 OONOTARO「家族ではじめての遊園地に行ったよ!素敵な記念写真撮ってあげてください-GIFゲーム-」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
どのシーンも面白い、見る人に賑やかで楽しい気持ちを生む作品。OONOTAROさんの一連のGIFゲーム作品をきっかけに、今年たくさんのクリエイターの中でGIFゲームが再燃する等、一年かけて様々な相互作用を生み出した作品の一つでもあります。

お笑い部門賞 Nomura Teru「シンクロ・ラブ」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
単純な面白さだけでなく、見る人によっては悲しみ、切なさも感じられる深みのある作品。「悲劇も遠目からは喜劇に見える」という、二面性が表現された、色気のある作品です。

ドット絵部門賞 hako 生活「眠った夜をあんないしてね」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
よくある日常のワンシーンを描きながら、光と影の使い方、ループに気持ち良さがあり、またスマホをいじる乗客の動きなど細部の描写が秀逸な作品。見れば見るほど共感できるポイントが増えていきます。

シネマグラフ部門賞 成田 拓弘「少女が動く、上野の祭り」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
お祭りの一場面からファンタジーが広がる作品。シネマグラフの特性を上手く使っており、動きを止めた世界の中で戸惑いながら歩く少女の姿に様々な物語が膨らみます。

U-22部門賞 yunta「ながといれ」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
見た瞬間「あるある」と共感できるワンシーンを描いた作品。シーンの切り取り方だけでなく、限られた色数の中で独自の世界観が上手く表現されており、今後の作品にも期待が持てます。

デイリーポータルZ賞 HattoriGraphics「さるのGIF」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
猿をテーマにしつつ、圧倒的な”可愛くなさ”が面白い作品。敢えて猿の怖い部分にフォーカスする着眼点が素晴らしい。アニメーションの速さも作品にマッチしています。(林雄司)

水江未来賞 Machuuuu「おも美」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
シンプルな作画ですが、人物の頭を敢えて描かない事が作品に違和感を与え、ミステリアスに感じさせています。シチュエーション、人物同士の関係性など興味を引く点が多い、面白い作品です。(水江未来)

FRAMED*賞 Klara Petra Szabo クララ・ペトラ・サボー「The Light」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
FRAMED*に飾った時に映える、とても美しい作品。あかりを灯し、消すという繰り返しの動きにも人の人生のような物語性を感じました。(FRAMED*/高橋智宏)

THINKR賞 APO「SUPER UNDER」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
映画の予告編のような期待感がある作品。絵から感じる情報の密度が濃く、この先のストーリーが見たくなりました。(THINKR/渡辺想介)

アドビ賞 Satoshi Ueda「Rainy Street」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
二次元の作品でありながら、音、匂い、湿度を感じる素敵な作品です。どこか懐かしさを感じる情景にも多くの日本人が共感を覚えるのではないかと感じました。(アドビシステムズ/轟啓介)

GIFMAGAZINE賞 成田 拓弘「dream girl 1」


via GIFMAGAZINE

【受賞理由】
実写・イラストなど色々な素材の組み合わせが複雑さを生んでいる作品。可愛らしい雰囲気の中で展開に意外性があり、背景のストーリーに強い興味を感じました。(GIFMAGAZINE/大野謙介)

theGIFs 次回開催もご期待ください。

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