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【第1回】最も簡単なロボットの始め方。誰よりも人に寄り添うロボット「PLEN2」とは。

      2017/01/30

【第1回】最も簡単なロボットの始め方。誰よりも人に寄り添うロボット「PLEN2」とは。

世界初!プリンタブルなオープンソース小型ロボットPLEN2のクラウドファンディングを開始したPLEN Project Company。その代表取締役である赤澤夏郎氏に、PLEN2の魅力から制作秘話、ロボット社会の未来まで、詳しくお話をいただきました。この連載では赤澤氏のPLENにかける想い、願い、そして未来を全3回にわたってお伝えしていきます。
(執筆:CREM編集部)

クリエイター :PLEN Project Company(プレンプロジェクトカンパニー)

有限会社プレンプロジェクトは、製品化されたロボットとしては世界初となる、プリンタブル(主要部品を3Dプリンタで出力可能)なオープンソース小型ニ足歩行ロボット組み立てキットPLEN2を開発しました。現在PLEN2は、クラウドファンディングサイト米国最大手「Kickstarter」と国内大手「きびだんご」を通じて5/4まで、製品の事前予約を行っています。4/23現在、「Kickstarter」は143%、「きびだんご」では目標の248%を達成しています。
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【第1回】誰よりも人に寄り添うロボット「PLEN2」とは。

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――まず始めに、PLEN2とはいったいどういったものなのか簡単にご説明いただけますか。

赤澤さん(以下敬称略) 小型の二足歩行ロボットです。スマートフォンで操作できます。ドライバーだけで組み立てることが出来て、3Dプリンターで部品を作ることもできます。動きを自分でプログラミングできるオープンなロボットです。箇条書きにするとこんな感じですね。(笑)

――わかりやすくありがとうございます。(笑)上記のようなテーマでPLEN2を制作するにあたってなぜ3つのコンセプト「小型軽量であること・オープンソースであること・ユーザーが学べること」に至ったのか、理由を教えていただけますか。


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赤澤 まず小型軽量の前に、そもそもなぜ二足歩行のロボットを目指したかってとこから始めますと、ロボット好きの子供たちってめちゃくちゃいて、大人でも興味を持っている人ってたくさんいるんですよね。だけど、それに対して社会的な用途とか市場って、未だに全く確立されていない。正直なところ、何に使えばいいのかそもそも分からない。そういう状況にもかかわらず、ここまで人を惹きつける製品ってロボット以外には考えられないと思うんですよね。そこで、人型のロボット、しかもよく動くやつを作りたいと思いました。それが一番の動機ですね。

――興味は持っているけどなかなかとっつけないという人に、ロボットをより身近に感じてほしいというのが出発点なんですね。

赤澤 そうですね。次に小型軽量の理由ですが、大きいと誰しもが扱えるものではなくなってしまいます。僕らはなるべく大勢の人に触れて欲しいと思っているので、やっぱり扱いやすくないといけない。小さければ、自分の手に持っていろんな動きを作れるし、カバンでどこにでも持ち運べるし、授業やイベントで使うときもかさばらないですし。


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――確かに人と同じようなサイズのロボットを普及させるのは現実的には難しいのかもしれませんね。

赤澤 次にオープンソースについてですが、小さい組織にとってオープンソースは必須だと考えています。そうしないと世の中に広がらなくって。オープンソースでまずもの作りに興味がある方に知ってもらう。成長とか拡大とか利益はその先にあると思うんです。例えば、オープンソースのコンピューター基板のアルディーノがそうですけど、全部公開して、誰でもコピーとか海賊版を作れるようになっている。けれどもメイカーと呼ばれる多くの人がアルディーノを選び、そのアルディーノから派生したビジネスはまたアルディーノの本社に戻ってきています。

――PLENもロボットという形からの派生は考えているのでしょうか。

赤澤 もちろんです。僕たちも次の世代のPLEN、そのさらに次の世代を作りたいけれどもやっぱり人も設備もお金も、あらゆるリソースが足りないから、ユーザーの力を借りないといけないですよね。力を借りるためにはPLEN自体に魅力があって、さらに使いやすい状態にしないと誰も見向きしてくれない。そういう連鎖が生まれるだろうということもあって、オープンソースにすることは我々にとってベストの選択だと思っています。


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――次にユーザーがプログラミングを学べるという点についてですが、これは市販のロボットにはかなり珍しいコンセプトですよね。これもロボットに親しみを持ってほしいという思いからなのでしょうか。

赤澤 もちろんそれもありますけど、一番の根っこにあるコンセプトには、「テクノロジーは理系の人だけのものではない」っていうのがあるんです。ロボットに関心があるなら、出自とか学歴だとか関係なしに親しめるものでないといけないと思っていて。例えば、誰もが親しんで使っているスマートフォン、あの中身は普通のユーザーにはわからない。壊れても治せない。中身がわからないものは怖い。そうやって怖がっているのって、世の中にとってはよくないかな、と思うんです。できるだけ誰でもテクノロジーを使えるようにしないとって思っています。設計とか作り方とかをオープンにすることで、2足歩行ロボットなんてとても作れないよって人たちに、PLENというプラットホームを使うことで「あ、これ自分でもできそう!」って思ってもらえたらなあと。設計図は全部あるし、その時3Dプリンターかまた別の方法かは分からないですけど、出力さえすれば人型ロボットになっちゃう。ロボット面白そうだけど、なんか怖いなあっていう見方をなくすような体験をPLEN2でしてもらいたいですね。

――第2回ではPLENの誕生秘話をお届けします。

(執筆:CREM編集部)

クリエーター :PLEN Project Company

プレンプロジェクト有限会社は、製品化されたロボットとしては世界初となる、プリンタブル(主要部品を3Dプリンタで出力可能)なオープンソース小型ニ足歩行ロボット組み立てキットPLEN2を開発しました。現在PLEN2は、クラウドファンディングサイト米国最大手「Kickstarter」と国内大手「きびだんご」を通じて5/4まで、製品の事前予約を行っています。4/23現在、「Kickstarter」は143%、「きびだんご」では目標の248%を達成しています。
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関連リンク

イベント日程

4/24 Slush Asia
http://asia.slush.org
4/25-26 ニコニコ超会議
http://niconicogakkai.tumblr.com/post/114770932386/no-18

クラウドファンディングについては
2015/5/4 23時59分まで

Kickstarter(英語)
https://www.kickstarter.com/projects/2107823129/plen2-the-worlds-first-printable-open-source-human/description
Kibidango(日本語)
http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000021

製品については

https://robots.dmm.com/robot/plend

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