ジョブス、ピカソ、エジソン…天才はみんな”盗んで”いた!
※本連載ではご紹介する海外クリエイター様に許可を頂いて執筆をいたしております。
連載:海外映像作品の旅
本連載では、海外クリエイターの映像作品を中心にご紹介します。面白い作品から、不思議な作品、感動する作品をピックアップしGIFアニメーションを用いてご紹介します。クリエイターの創作哲学や作られた背景に触れる旅をご一緒しましょう。
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スティーブ・ジョブズといえば、言わずと知れた世界的な人物。彼の名を聞くと、「偉業を成し遂げた素晴らしい発明家だ」と感じる人が多いのではないでしょうか。しかし彼は、必ずしも発明の天才だったわけではありません。むしろ彼は、発明よりもアイディアを上手に盗むことに長けていました。
ジョブズはまっさらな状態からAppleを作ったのではなく、既存のものを組み合わせることで新しい価値を創造することに成功したのです。例えば、当時は革新的だったMacintoshのマウスでクリックするモデルも、実はAppleではなくゼロックス社が開発したもの。ゼロックス社が「使えないからいらない」としたこのモデルを、ジョブズがタダ同然で貰い受け、それを自分の開発していたものに組み入れたのでした。
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ジョブズの言葉にこんなものがあります。「ピカソは『優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む』と言った。だから僕たちは、偉大なアイディアを盗むことに関して、恥じることはなかった。」
芸術家として有名なダリも、「何もまねしたくないなんて言っている人間は、何も作れない」と語っていますし、発明の父・トーマスエジソンは、「商工業の世界では誰もが盗む。わたしもずいぶん盗んだものだ。 肝心なのは、いかに盗むかである。」という名言を残しました。
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本作『Art is Theft』を制作した daniel cordero氏はこの映像で、 あらゆるレベルの芸術家が他の芸術家の芸術と魂をどのように “盗み”、 創作へのアプローチを行なっているかを表現しようと試みています。
大切なことは、盗んだものからどのようにひらめきを得て、いかに自分なりの新しい作品に昇華できるかということなのかもしれません。
『Art is Theft』by daniel cordero
Art is Theft from daniel cordero on Vimeo.
【出典】https://vimeo.com/197324296
【daniel cordero氏ホームページ】http://danielcordero.net/
【Behance】https://www.behance.net/muloomba
【Facebook】https://www.facebook.com/danielcorderomotion
【Twitter】https://twitter.com/muloomba_design
【Instagram】https://www.instagram.com/corderodani/
執筆:CREM編集部(川神陽奈)

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