そこはかとなく好奇心を刺激するクリエイターの秘密基地。

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勝利か「死」か。闘い続ける鶏たちの運命。「闘鶏」の世界を密着取材したドキュメンタリー。『El Porvenir』

      2015/10/31

movie_526※本連載ではご紹介する海外クリエイター様に許可を頂いて執筆をいたしております。

連載:海外映像作品の旅

本連載では、海外クリエイターの映像作品を中心にご紹介します。面白い作品から、不思議な作品、感動する作品をピックアップしGIFアニメーションを用いてご紹介します。クリエイターの創作哲学や作られた背景に触れる旅をご一緒しましょう。


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 メキシコにて盛んに行われている競技「闘鶏」。戦士として鍛え上げられた鶏同士を闘わせる男たちの浪漫。今作『El Porvenir』では、闘鶏士の家系に生まれ、現在その第一人者であるAbelardo氏の生活に密着し、闘鶏という競技の基本的な様相とその魅力、そして彼らは何を思って鶏たちを闘わせているのかに迫ります。


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 円形の闘技場には、カウボーイハットを被った恰幅の良いメキシコの男たちが発する熱気で満ちていた。手間暇かけて育て上げた自慢の鶏。彼らにとって、闘鶏での勝利は質の高い養鶏家の証になるのだ。
 試合開始の合図と共に、相手めがけて勢い良く飼い主の腕を飛び出していく鶏。ブリーダーによって特別な訓練を受けた闘鶏は、鶏らしからぬ殺気を放っている。羽を広げ、激しい空中戦を披露する闘鶏。くちばしが目を潰し、脚に括り付けられた小型のナイフが肉を抉る。


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 勝負は無情だ。闘鶏において、敗北とは即ち「死」を意味している。どちらか一方が再起不能になるまで闘いは続く。負けた鶏は、たとえ息があっても殺処分されてしまうのだ。生きるためには、勝ち続けなければいけない。相手を殺し続けなければいけない。定められた闘鶏たちの運命。
 現在、闘鶏を合法化している国はメキシコに限られている。動物虐待、動物の権利の尊重を考えると、世間の視線が厳しくなっているのは当然なのかもしれない。その是非は問わずとも、闘鶏には人間の戦闘本能をくすぐる魅力があるのだろう。Abelardo氏は今日も相棒を引き連れ、闘技場へと向かう。

『El Porvenir』by Victory Journal

【出典】https://vimeo.com/139640556
【Victory Journalホームページ】http://victoryjournal.com/
執筆:CREM編集部(山岸泰佑)

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