3Dで動き出す! 歴代宮崎アニメキャラクターの夢の共演。
2016/02/17
※本連載ではご紹介する海外クリエイター様に許可を頂いて執筆をいたしております。
連載:海外映像作品の旅
本連載では、海外クリエイターの映像作品を中心にご紹介します。面白い作品から、不思議な作品、感動する作品をピックアップしGIFアニメーションを用いてご紹介します。クリエイターの創作哲学や作られた背景に触れる旅をご一緒しましょう。
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映画監督、宮崎駿。誰もがうなずく映画界の巨匠です。彼の監督した作品は子供から大人まで、年代を問うことなく笑顔にする力を持っています。長編アニメーション映画「風立ちぬ」を最後に長編映画製作の舞台から引退しましたが、彼の歴代作品は未だ輝きを失ってはおらず、今も尚、世界中の人に影響を与え続けています。
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今回ご紹介する作品は『Tribute to Hayao Miyazaki』。今作を手がけたアニメーターのdono氏は宮崎アニメのファンであり、敬意を込めて作品制作に挑みました。氏が制作に際してこだわった点は、背景を2Dから3Dへ作り替えている点です。立体的な背景は、過去の宮崎作品のキャラクターをより生き生きと魅せ、同時に作品全体の迫力を高めています。久石譲作曲の印象的なサウンドトラックが冒頭から流れ出し、私たちの心を鷲掴みにすると、次々と現れる宮崎アニメの主人公たちが映画を見た当時の記憶をおぼろげに思い出させます。宮崎駿監督が成してきた仕事がいかに偉大であったかを改めて思い知らされる作品です。
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宮崎駿監督は自身の仕事について、クリエイティブな仕事というよりも1つのリレーのように考えているそうです。彼のようなクリエイターに影響を受け、また新たに氏のようなクリエターが育っていく様をみてまさしくその通りだと感じました。今後もこうしてバトンリレーのように、未来のクリエイターが生まれていけば良いですね。
『Tribute to Hayao Miyazaki』by dono
【出典】https://vimeo.com/134668506
執筆:CREM編集部(髙橋深)

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