体は人間、頭はセイウチ。『The Walrus (2015)』
※本連載ではご紹介する海外クリエイター様に許可を頂いて執筆をいたしております。
連載:海外映像作品の旅
本連載では、海外クリエイターの映像作品を中心にご紹介します。面白い作品から、不思議な作品、感動する作品をピックアップしGIFアニメーションを用いてご紹介します。クリエイターの創作哲学や作られた背景に触れる旅をご一緒しましょう。
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大きなキバが特徴的な哺乳類動物セイウチ。セイウチがもし人間だったら、どのような生活を送るのでしょうか。体は人間で、頭はセイウチ。そんな彼の変わった一日を見てみましょう。
今回ご紹介するのはLuke Randall氏の『The Walrus (2015)』。リアリティを追求した特殊メイクとユニークなカメラワークによる、セイウチ人間が主人公のショートフィルムです。
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鏡を前にヒゲをそり、ポストに手紙が届いていないか確認する。彼の私生活は人間そのもので、セイウチらしさはありません。ただしかし、なにをするにしても、心がどこか欠落しており、満たされないご様子。喜怒哀楽といった感情の起伏が見当たらないのです。
そんな彼も目の色を変える出来事が…ふとチャンネルを変えたテレビに、海辺のセイウチが映っていたのです。フラッシュバックする過去の記憶。彼は、いてもたってもいられなくなり、鍵を握り、車に飛び乗ります
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アクセル全開で彼が向かった先は海。目の前に広がる砂浜に走り出します。大海を前に彼は何を思うのでしょうか。セイウチと人間というユーモラスな組み合わせをぜひお楽しみください。
『The Walrus (2015)』from Luke Randall
【出典】https://vimeo.com/89217776
【Luke Randall氏ホームページ】http://lukerandall.com
【twitter】https://twitter.com/LukeJRandall
執筆:CREM編集部(矢島智広)

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