2015年、南極はどれほどの美しさを残しているのか。『Antarctica』
連載:海外映像作品の旅
本連載では、海外クリエイターの映像作品を中心にご紹介します。面白い作品から、不思議な作品、感動する作品をピックアップしGIFアニメーションを用いてご紹介します。クリエイターの創作哲学や作られた背景に触れる旅をご一緒しましょう。
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苛酷な自然環境、それが南極大陸への人類の立ち入りを固く拒んできました。その結果、南極地域には雄大かつ美しい自然環境が今も残されています。息をのむほど巨大で純白な氷山。数ある環境問題によるその被害は確かに甚大ではあるのでしょうが、人間の営みのない静けさの中、今日も南極大陸は、堂々たる姿で私たちの前に現れます。
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今回ご紹介する作品はKalle Ljung氏の『Antarctica』。昨年12月から今年2015年1月までの20日間で行った南極探検の実録短編映画です。氏は、アルゼンチンのウシュアイアを始点とし、チリの港ウィリアムズホーン岬を経て、南極のメルヒオール諸島に向かい、ドレーク海峡を渡りました。一行は南極で16日間を過ごし、ウシュアイアへと向かおうとしたそのときに、「最も素晴らしい景観」を体験したと述べています。
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上空から撮影された、潮を吹くクジラの群れ。広大な海洋には彼らとクジラだけ。そこには人々がせわしなく働く現代社会とは遠くかけ離れた、悠久の時が流れていました。
『Antarctica』from Kalle Ljung
【出典】https://vimeo.com/124858722
【twitter】https://twitter.com/kljung
執筆:CREM編集部(矢島智広)

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