二人の狐と鳥。人間らしい無駄な動きを楽しむ。「Brume, cailloux et métaphysique」

※本連載ではご紹介する海外クリエイター様に許可を頂いて執筆をいたしております。
今回ご紹介する作品はTshaw氏の「Brume, cailloux et métaphysique」。動物特有の一見無駄に見えるような動きや、思考の推移が感じられる作品です。鳥がさえずる森の中、湖のほとりには”ひとり”のきつねがいる。うっすらと靄がかかり、きつねは石の上にただ座る。
そこへ、”ひとり”鳥が現れる。鳥は水切りを始め、やがて自分を見つめるきつねに気付く。二人は互いに思いを馳せ、またもとの二人にもどる。何がおこるわけでもなく、交わることのない時間を二人は共有する。

淡い色で描かれた森や、湖は非常に丁寧に描かれ、天気はゆっくりと移ろっていく。見るほどに、人間っぽさを発見する作品だ。
Brume, cailloux et métaphysique
Brume, cailloux et métaphysique from Tshaw on Vimeo.
【出典】https://vimeo.com/107390647
【関連リンク】http://tshaw-blog.tumblr.com/
執筆:Creator’s MAGAZINE編集部
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