そこはかとなく好奇心を刺激するクリエイターの秘密基地。

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【第1回】宇宙に挑むために必要な「10のこと」Google Lunar XPRIZEで世界と競う チームハクト 

   

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国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」に挑む日本初の民間月面探査チーム、ハクト。株式会社ispaceが運営し、日本で唯一GLXPに参戦します。東北大学大学院教授であり、株式会社ispace CTOの吉田 和哉教授が中心となって月面探査ローバーの開発を行い、2015年1月には見事GLXP中間賞の「モビリティサブシステム」部門を受賞。今後の展開にますます目が離せません。本連載ではハクトを率いるリーダーである袴田さんにドリームチームを結成するためのヒントを伺い、全3回でお送りします。
(執筆:CREM編集部 丸山亜由美)

クリエイター :袴田 武史

 
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多彩なスペシャリストがこぞって参加したくなるプロボノチーム、ハクトのチームリーダー。スターウォーズに憧れて、宇宙船が飛び交う世界を作ることに情熱を注ぐ。スラムダンク名言集が心の支えである知的な体育会系。

チーム ハクト:http://team-hakuto.jp/

【第1回】宇宙に挑むために必要な「10のこと」Google Lunar XPRIZEで世界と競う チームハクト

 
1:賞金を超える理念に共感せよ
2:国境なき宇宙へ扉を開け
3:ファンと一緒に月面へ

1:賞金を超える理念に共感せよ

 

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“月面に純民間開発のロボット探査機を着陸させ、着陸地点から500メートル以上移動し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信する5つのフェーズをクリアすること。”

国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」でハクトに与えられたミッション。世界から18チームが参戦し、総額3000万ドルの賞金を争います。

袴田さん(以下敬称略)「賞金が注目されがちですが、レースの本質的なコンセプトに共感しています。イノベーションが起こりやすい環境を提供し、次の産業を作っていくという取り組みは、新しい時代を作っていくための土台になります。」

−−XPRIZE財団は他にも様々な分野で賞金レースを開催しています。宇宙旅行を行うための機体開発や電気自動車、ゲノム解析など、次の時代を切り開いて行くようなイノベーションを早めるために賞金を出していますね。 

袴田「限られた一部の人たちのみでは、事業として成り立たないんです。宇宙開発には、今はまだ殆どイノベーションが起こっていない。これからのイノベーションは、色々な分野との融合によって起こるでしょう。」

−−今まで専門家の領域だった宇宙開発だからこそ、少し他の分野と接触するだけで大きく変わる可能性がありそうです。

袴田「そういった関係を作るための、ひとつの実験場としてハクトがあります。以前から実はあまり変わっていない部分も多いので、宇宙業界も変わって行かなくてはいけないと思っています。」

2:国境なき宇宙へ扉を開け

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ハクトはベンチャー企業のispace、東北大学の吉田研究室を筆頭に、エンジニアやデザイナーなどのスペシャリスト達がプロボノのボランティアメンバーとして活動を支えています。

袴田すごい尖ったプロジェクトなので、辞めずに続けていれば色々な人が集まってくる。そのような仕組みを、運営側も作ろうと。」

−−宇宙開発はハードルが高いイメージで、専門家しか関われないんじゃないか、自分にはできることがないんじゃないかと思う人も多いはず。

袴田「民間でやるにはエンジニアだけでは成り立たないんです。マーケティングなどが重要になってくるので、積極的に関わってもらいたいというメッセージを発信しています。」

−−メンバーには現代美術家のスプツ二子!さんもいらっしゃったりと、多彩な顔ぶれです。日本で唯一の参加チームですが、他にはない強みはどんなところにあるのでしょうか?

袴田「東北大の吉田教授の研究室は、いままで積み上げてきた技術によって、自分たちで衛星を打ち上げてロボット開発もできる。世界でトップのレベルです。」

−−日本人の強みとされる、小型化のものづくりはどう生かされているのでしょうか?

袴田「ハクトのローバーは、他のチームの半分以下の大きさ。最大でも8キロ、最小で2キロという小ささです。この重量削減によって、打ち上げコストを下げることができます。」

−−民間の宇宙開発チームなので、十分に小型化された高性能なを利用することも可能とのこと。

袴田「今までは国家主導の宇宙開発でしたが、今後の宇宙開発としては低コストかつ高性能な民生品を活用した方がいいですし、宇宙は既にグローバルで国家に捕われる必要はないんです。」

誰のものでもない宇宙、オープンなハクトは、あなたの参戦を待っています!

3:ファンと一緒に月面へ

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ハクトの専属メンバーでなくても、一緒に月への挑戦を追いかけたい…そんな気持ちに答えたのが、ハクト サポーターズクラブ

2015年4月4日(土)は皆既月食。ハクトが目指す月にちなんで、青山にあるイベント会場“月見ル君想フ”にてファンミーティングが行われました。

会場はハクトに共感するファンで満席。宇宙やハクトのことが大好きだという気持ちに包まれた、賑やかなひとときでした。当日参加できない方のためにもYouTubeにてライブ中継が配信され、会場と世界を繋ぎました。

中間賞の受賞報告やチームメンバーの紹介、東北大の吉田先生による講義と内容は盛りだくさん。中でもファンにとって嬉しかった企画は、メンバーと一緒にハクトのオリジナルグッズを考えられたこと。

それぞれチームに分かれて、ハクト公式グッズのアイデアを出し合いました。プレゼンテーションの結果、袴田さんが選んだ最優秀チームには中間賞で贈られたプレミアムシールのプレゼントが。

単なる応援ではなく、ファンのエネルギーをミッション成功の原動力にしてくれるハクト。「夢みたいを現実に」一緒に月を目指しましょう!

「ハクト サポーターズクラブ」http://team-hakuto.jp/support/

第2回は袴田さんご自身に焦点を当てて、今の活躍に至るまでや組織を牽引するリーダーに必要なマインドをお送りします。

(執筆:CREM編集部 丸山亜由美)

 

クリエイター :袴田 武史

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多彩なスペシャリストがこぞって参加したくなるプロボノチーム、ハクトのチームリーダー。スターウォーズに憧れて、宇宙船が飛び交う世界を作ることに情熱を注ぐ。スラムダンク名言集が心の支えである知的な体育会系。

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