そこはかとなく好奇心を刺激するクリエイターの秘密基地。

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GIFMAGAZINE CREATOR’S FILE【せいの奈々】

   

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昨今、スマートフォンに最適化したフォーマットとして再び注目を浴びている「GIF」。時を同じくしてクリエイティブの現場でも、「GIF」は新たなアート手法として注目を集め、多くの作品が日々生まれ続けています。そのわずかなループの中に、クリエーターは一体どのような思いを込め、何を伝えんとしているのか。GIFMAGAZINE CREATOR’S FILEでは、GIFアニメーションを表現の場とするクリエイターに焦点を当て、彼らの創作の秘密を探っていきます。(執筆・編集:坂口文華)

せいの奈々:漫画家/イラストレーター

秋田県在住の漫画・イラストレーター。
2015年よりGIFマンガ「へなこ」の連載を開始。かわいらしくほのぼのとしたタッチながら、躍動感あるアニメーションを描き続け、2017年6月に100話を達成した。現在『MONGOROJON(モンゴロジョン)』のユニット名でも活動中。

『MONGOROJON(モンゴロジョン)』ホームページ:
http://mongorojon.com/

――まずはGIFマンガ「へなこ」100話達成おめでとうございます!そしてお疲れさまでした!2015年から約2年間の連載を振り返って、いかがでしたか?

どうもありがとうございます!
連載当初は5話までもつかな…と心配していたので、まさか100話も続けられるとは思っていませんでした。

応援してくださった方々にも、本当に感謝しております!

――ちなみに100話のうち、特にせいのさんにとって思い入れのある話があれば教えてください。

16話のダンスをする様や、18話のような動きのあるアニメは、想像がどんどん膨らんで、作っていて楽しかったです。ちょっと時間がかかってしまうのが難点でしたが…。

16話ダンス

39話の編み物の回のような、ほっこりする世界観も大好きです。

29話(お月見)、36話(風邪対決)、41話(クリスマスケーキ)、6366話(新キャラコンテスト)、87話(陶芸)のようなバカバカしい(笑)お話も、作っていてとても楽しかったです。

どれもぜひお勧めしたいです!

――漫画家として活躍していらっしゃるせいのさんですが、GIFマンガという新しいジャンルにチャレンジしようと思ったきっかけがあれば教えてください。

もともとパラパラアニメのようなものを見たり作ったりするのが好きでした。学校で使うノートの端っこに小さく描いてみたりしていましたね。(笑)

パソコンで『GIFアニメ』というものが作れることを知ったのは学生時代の頃のことでしたが、お遊び程度のものしか作ったことはなく、私の中での本格的なGIFアニメ作りはGIFMAGAZINEさんへの応募がきっかけでした。お遊びがいきなりお仕事となったので初めはとても緊張しましたが、やってよかったと思っています。


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――そうだったんですね。ちなみに「へなこ」とは東北弁で「女の子」を指す意味だそうですが、この漫画は最初どのようなきっかけで生まれたのでしょう?

へなこの容姿は、私の保育園の頃のらくがきが元になっています。その後小学校、中学校と度々思い出しては描いており、そのうちいつの間にか「へなこ」と呼ぶようになっていたと思います。

なんとなく、この格好にこの名前がぴったりだったのではないかな。

ちなみに保育園のうちの子どもにも「へなこ」の出てくる絵本を作ってあげたら喜んでいました(笑)。

19話

――せいのさんの中で、ずっと昔から大切にされてきたキャラクターが「へなこ」だったんですね!保育園時代に生まれたキャラクターだったとは驚きました。せいのさんは普段、「へなこ」のアイデアをどういったときに思いつくことが多いですか?

実生活で起こっているもの、季節の行事から、へなこの世界だったらどうなるかな?と考えて制作しています。特に後半の回のお話は、同業者である主人とファミレスで打ち合わせしてストーリーを決めていました。とにかくバカバカしいストーリーが出来た時はとても嬉しかったです!(笑)

――なるほど、そうやってストーリーが生み出されていたんですね。GIFマンガ自体は、どのような制作環境で描いていましたか?

話はメモ帳にメモして、そこからパソコンを使ってラフ画を起こします。ラフ画でレイアウトはほぼ決まります(後で若干内容を変えることもありましたが)。主にCLIPSTUDIOというソフトで作画〜編集をしています。

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――GIFマンガを描く上で大変なことはなんでしょうか?

漫画とアニメは技術的に違う、ということを常に念頭において制作しなければならないことですね。

漫画的な表現(効果線など)をアニメで多用すると画面が見づらくなってしまうため、なるべくキャラの動きだけで表現するように気をつけました。また、アニメ1コマ1コマをループさせて見せるようにしました。

最初の頃はその辺りをあまり考えていなかったのですが、回を重ねたからこそ学べたことだと思っています。

――逆にGIFマンガの魅力的な点はどのようなところだとお考えでしょうか?

生き生きしているところを見せられることでしょうか。漫画の絵だけでは表現しきれない小さな仕草も表現できるのが魅力的だと思います。

――確かに「へなこ」はセリフがなくとも、絵柄と動きだけでストーリーのおもしろさが伝わるところが特徴的ですよね。せいのさんが普段、制作を進める際に気をつけていることは何かありますか?

ストーリーがちゃんと読む方に伝わるようにすることです。なので、盛り込みたいことがいっぱいあっても、余計なシーンはカットしました。

私の場合、ラフ画の段階で完成図をしっかり決めるのが大事だなと思いました。

――最後に、今後チャレンジしてみたいことがあれば教えてください。

機会があれば、一枚絵の長いアニメを作ってみたいです。へなこが何かの商品のCM等にコラボできたりしたら、楽しそうですし、とても嬉しいですね。

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「へなこ」GIFマンガページ

https://gifmagazine.net/manga/2

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