そこはかとなく好奇心を刺激するクリエイターの秘密基地。

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今、美大生が会いたい 僕らの師匠【映像ディレクター・加藤マニ】

      2016/04/27

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現役美大生が「いま会いたい、僕らの師匠」と直球で対談する、最高にクールなクリエーターズ・インタビュー。今回ご登場いただいたのは、年間50本を越えるミュージックビデオを制作し、今もっとも音楽業界でホットな存在である映像ディレクター、加藤マニさんです。(企画・編集:丸山亜由美、執筆:坂口文華、インタビュー:軍司拓実)

加藤マニ:映像ディレクター

 
東京・渋谷を拠点に、インディーズ、メジャーを問わずミュージックビデオ、ライブ撮影など多数の映像制作、広告デザイン、ウェブデザインを手がけるほか、DJやVJ、レビューやエッセイ執筆等、インディ精神を忘れることなく幅広い分野で活躍する映像ディレクター。http://manifilms.net/

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――小学生のころの自由研究がきっかけで映像に興味をもち、高校3年生のときに「職業としての映像作家」を意識しはじめたというマニさん。すでにこの頃からミュージックビデオは意識されていたんですか?

そうですね、おそらく意識はしていたと思います。高校生のときは文化祭で、jackass(ジャッカス)のようなバカバカしい30秒くらいの動画を複数くっつけた映像を作ったりしていたので、MVやCM、スペースシャワーTVのステーションIDみたいな、短くてインパクトのある映像を意識していた気がします。

たぶん原体験となったのは、小学生の頃にポケットビスケッツというTVのバラエティ番組発信のポップグループのビデオを見たことだと思います。わたしが小学生のときなので、今から20年前くらいになるんですけど、当時はまだミュージックビデオではなくてプロモーションビデオとかビデオクリップとか言われてましたね。そのポケットビスケッツのビデオを見たときに、なんだかめちゃくちゃワクワクしたんですよ。今の人が見たらチープに見えるところもあるかもしれませんが、その頃のわたしは夢中になって見ていました。今から思うと、この段階で将来の夢がぼんやり決まった気もします。

――そうだったんですね。専門学生時代はどういった活動をされていたのでしょう?

わたしは当時、あまり学校のことを知らなくて、友達の親父さんの薦めで、今は亡き早稲田大学川口芸術学校という専門学校に入ったんですが、そこでFinal Cut ProやIllustrator、Photoshopなどの、デジタル映像に関する基本的なことを一通り教えてもらっていました。それとは別に、自分で課外活動もちょっとやっていまして、学生映画祭や、RESFEST(レスフェスト)っていうデジタル・フィルム・フェスティバルのコンテストとかに作品を応募していましたね。

当時は一学年に14人しかいなかったんですけど、たった14人のうちで1番になれないようではちょっとマズイだろうっていうことで、課外活動はしつつ、学校の成績もちゃんと取りつつ活動していました。

――今までに影響をうけた作品や人物などはありますか?

もう絶対に頭が上がらないレベルで好きなのは藤子F先生のドラえもんとMatt Groening(マット・グレーニング)のThe Simpsons(ザ・シンプソンズ)です。

ドラえもんは、あのSF感とかストーリーとか、たぶん嫌いな人がほとんどいないんじゃないかと思っていて、いくらかの毒を内包しているにも関わらず、その嫌われない感じがすごく好きなんですよね。たぶん、わたしの作っているストーリー系のMVの多くはドラえもんの影響が色濃いと思います。

ナードマグネット – “C.S.L”

シンプソンズは1エピソード20分くらいのアニメなんですけど、最後エンドロールが流れる前になると「あれ?そもそもこれってなんの話だっけ?」っていう感じになるんですよ。よく考えると荒唐無稽で訳が分からない展開なのに、なぜか面白くて最後まで見ちゃう。そういうところに憧れがあって、自分もそういう作品をやりたいと思ってますね。

MVとしては、Spike Jonze(スパイク・ジョーンズ)によるアイデア一発の企画ものにとても影響されている気がします。スパイク・ジョーンズはわりと遊びの延長が仕事になっているような人だと思っていて、彼によるThe Pharcyde(ザ・ファーサイド)の『Drop』が有名ですが、たぶん世界で最初の逆再生MVなんじゃないでしょうか。逆再生でもリップシンクをさせる為に言語学者をスタッフリストに入れたとかっていう話を聞いたことがあるので、遊びの延長とは言えガチですよね。ほかにも『Invisible Boards』っていうスケートボードのビデオがあるんですけど、これ、基本的には普通のスケボーのトリックビデオなんですが、ボードだけが全て透明で、スケーターが当たり前のように宙に浮いたたまま移動して見えるものなんですよね。ビジュアル的にも面白いし、企画書の文章で読んでも面白い。そういったアイデアの面白さとか企画力の強さ、みたいなところで影響を受けている気がします。

あとは、わたしが目標としている方なんですけど、DANIELS(ダニエルズ)っていうアメリカの2人組のディレクターですね。Foster The People(フォスター・ザ・ピープル)の『Houdini』っていうMVとか、開始10秒でバンドメンバーが全員死ぬんですよ(笑)そしてその後どうするか、という。アイデアもいいし、ビジュアルもいいし、最後までずっと面白いし、もう一回最初から見たくなる。そういうところにすごく憧れてますね。

――卒業後に入社した映像編集プロダクションを20日で退職して以来、ほぼフリーランスとして映像のお仕事をされていますが、この頃からすでにある程度のお仕事の話がきていたのでしょうか?

わたしはディレクターを目指していたんですが、卒業後に入った会社がそもそもディレクターになれる会社じゃなかったんですよね。いわゆるポストプロダクションの会社に入ってしまったんですよ。入ってから気づいてしまい、20日で脱出してしまいました。初任給泥棒です。

そこからフリーランスみたいな形になりましたが、はじめは1つ2、3万円のMV制作が2ヶ月に1回あればよかったぐらいでしたね。友達のバンドもまだ22、23歳くらいで、YouTubeもまだまだ黎明期だったので、自主的にビデオを撮ろうという感覚が、今の若い方々と比べて薄かったような気がします。仕事の量としては非常に少なかったです。

――そうだったんですね。お仕事は自分から取りにいっていたのですか?

それが、自分からバンドに対して「撮らせて下さい!」って営業しにいったことが今までないんですよ。たぶん断られるのが怖かったんだと思います。ただ、金銭が発生する仕事としての営業はないものの、当時バンドをやっていたので、共演者の方に「ライブを撮ってもいいですか?」って当日いきなり聞いてみたりすることは多かったです。結構皆さん「逆にいいんですか?」って感じで撮らせてくれました。そこから仲良くなって、その先の未来で仕事になったことはたくさんあるように感じます。

でも、その頃はいわゆる「種まき」の状態だったので、音楽スタジオでバイトしたりしてましたね。ただ、バンドのライブだ撮影だ、となるとあまりシフトにも入れず、学生時代からの貯金がもなくなりかけ、当時活動していたバンドも下手すぎてクビになりましたので、ウェブ製作会社に入って3年ほどサラリーマンとして働きました。その間に友達のバンドもいい感じに成長していて、幸運にもビデオを撮らせてもらえるようになり、こちらとしても多少はスキルが上がっていたのでそれなりに撮影ができて、そこから徐々にビデオの仕事が増えていきましたね。

あとは今もそうなんですけど、やっぱり来た仕事を断らないようにはしていましたね。「サラリーマンだからできない」とは言わず、会社の仕事の合間をぬって撮影していました。

――そういった撮影のお仕事の話って、どういう方面から来ていたのでしょう?

主にバンドのメンバーから直接もらっていましたね。レコード会社からわたしへの依頼というのは当時はほとんどなかったです。あとはライブハウスからライブ撮影を頼まれたりもしていました。もともとMVとか短編映画みたいなものを作り始めるより以前から、友達のバンドに付いていってライブ撮影をよくしていたので。

――なるほど、だからマニさんの作品にはライブ感というか、臨場感が感じられるんですね。制作のときに字コンテという手法を使っているのも、ライブ撮影をしていたことが影響しているのでしょうか?

そうですね。たとえばキュウソネコカミの『ビビった』のなかにメンバーが喧嘩するシーンがあるんですけど、あれはその場で「じゃあ今から喧嘩してください!」って言って、その様子をライブ撮影の感覚で撮影したほうが、ほんとに喧嘩がおこっているように見えると思うんですよね。高級感はないですけど、それなりに臨場感がでるし、正直なところ撮る側も撮られる側もそのほうが楽っていうのもあります。その瞬間にどこを撮るのが一番いいのか、みたいな感覚はライブ撮影で鍛えたのかもしれませんね。

キュウソネコカミ – “ビビった”

そんな感じで撮影することが多いので、字コンテには秒数と歌詞、そのとき誰がどう動くかみたいな指示が書いてあります。

――ギャグセンスの光る面白い作品から、シックにカッコよくきめる作品まで、幅広いテーマのMVを制作していらっしゃいますが、そういった企画のアイデアって、どのように考え出しているのでしょう?

基本的にはもう歌詞に書いてある通りだったりします。それと、いくつかストックしてある、こんなん面白いかもというアイデアのパーツを一致させていく、というイメージです。でもネタ帳みたいなものはなくて、全て頭の中です。しかもよく忘れちゃいます。でもすぐ忘れちゃうのはあんまりいいアイデアじゃなさそうです! 「面白く」とか「カッコよく」等のニュアンスはアーティストサイドからの発注にあわせます。

――全て頭のなかでやっているんですね。1つの企画に対していろいろなアイデアが浮かんだ場合、アイデア同士で混乱したりはしないんですか?

これ非常によくないことでもあるんですけど、わたしの場合は基本的に、最初に思い浮かんだファーストアイデアが圧倒的によくて、それにNG出されるとけっこう困っちゃうんですよ。それ以降はセカンドベスト的なものになってしまいがちというか。だから実は、あまりアイデア同士で「どっちがいいかなー」って悩むことがほとんどないんです。

「どっちのアイデアがいいんだろう?」って悩む場合は、たぶんどっちもよくないんじゃないか説はありますね。もしくは、アイデア同士をくっつけちゃうのが良いかもしれないです。

――いまや年50本をこえる作品の制作に携わっているマニさんですが、このお仕事の数をこなしていくコツってなにかありますか?

画コンテこそないものの、編集時に悩まないように、撮影時から頭の中で常に編集しながらカメラのアングルを速やかに決めていく、みたいなのはコツかもしれません!

撮影が終わった後、実際に編集するときは、工程を3段階くらいに分けて、1つ工程を進めては一旦、別の作品へ、っていう感じで順番にまわしながら1歩ずつゴールへ近づけていくんですよ。そうすると、どの作品にも新鮮な気持ちで手をつけられるので煮詰まりにくいです。

――なるほど、ローテーションさせながら全ての作品を少しずつ進めていく感じですね。

そうです!だけど別に無理してローテーションさせているわけでもなくて、締め切りがそれぞれ近づいてきているから、各方面に進行状況を伝えなきゃいけないんですよ。そこで進行を報告できるように進めていたら、勝手にローテーション状態になっていたっていう感じです。個人的にも、そういうやり方のほうが合っている気がします。

――普段、制作をするうえで気をつけていることってありますか?

撮影現場では怒らないこと、映像を制作する側の自己満足ではなく、ちゃんとアーティストが魅力的にうつっていてプロモーショナルな作品にすること、でしょうか。

――撮影現場では怒らないようにしていらっしゃるんですね。なにか理由があるんでしょうか?

わたしはAD経験がないので、現場で怒られるっていう経験がないんですよ。たぶん人生でも7,8回くらいしか怒られたことがない気がしています。だから耐性がなくて、ごく稀に何かで怒られるとめちゃめちゃ引きずるし、とにかく怒られるっていうことがもうダメなんですね。しかも人が怒られてるのを見るのもほんとは嫌なんです。

だから基本、アシスタントさんにも怒ったことがないんですよ。けっこう大きい失敗とかしちゃっても、そこで怒ったって解決するわけじゃないし、本人も十分その段階でショックを受けてるわけじゃないですか。だからむしろアッハッハって笑って早く次に進んだほうが全体的に空気がやわらぐし、そうしたピンチを何らかのアイデアで解決できればわたしはおいしいし、きっとそこで怒られなかった若い人は次の世代に教えるとき怒らないと思うんです。そのほうが世の中に平和が訪れそうだなっていう気がします。

それに撮られるバンド側も、なんかピリピリしてる現場って嫌な気持ちがすると思うんですよね。だから現場では基本ゆるゆるした雰囲気でやってます。きっと偉い監督は、締めるとこは締めて、緩めるとこは緩めるっていう切り替えができるような人だと思うんですよ。でもわたしはそれが苦手なので、一人ちょっと厳しめな人が横にいてくれると嬉しいです!

――MVを制作する際、大事にしていることは何かありますか?

作品を見た人が傷つかないようにすることですかね。たとえばキュウソネコカミの『サブカル女子』とか、ほんとに歌詞通りの再現ビデオみたいにすると、きっと不愉快に感じる人がでてきますよね。そういう印象って、結局バンドの印象にも影響しちゃうので、そのあたりはやっぱり気をつかいます。ちゃんとふざけてて面白いんだけど、なんか応援したくなるようなMVにしたいです。

――マニさんの作品の印象として、CGやグラフィックなどをあまり使わず、実写の面白さを活かしたものが多いと感じているのですが、何かこだわりがあるのでしょうか?

最近はほんとにCGとかAfter Effectsとかやらなくなりましたね。たぶんそれは単純に、作るのに時間がかかるからです。あと最近、あまりそういうのは頼まれないです。

かつてはわたしもCGを多用したグラフィカルなビデオとかやりたい時期があって、けっこう自分から提案することもあったんですけど、最近は数をやりたいのと、クオリティコントロールも実写と比べて大変なので、今はやっていません。だから実写にこだわりがあるっていうよりは、消去法で実写になっている気がします。ただ実写にCGを少し足す、みたいなのは未だに結構やっています。いかにもCGっぽく見えない程度に、という。

0.8秒と衝撃。 – “ジャスミンの恋人”

――マニさん自身、バンドマンとして活動していらっしゃいますが、映像のお仕事をしていて「楽器をやっていてよかった」と思うことはありますか?

一緒にずっとお仕事させてもらっているバンドだったりグループだったりには、僭越なことだとは思いつつ、マネージャーさんとか運営の方とかに「この曲のここ、いいっすよね」とか「ここ、ちょっとピッチがずれてる気がする」とか曲の感想を言っていて、それがたまに反映されたりすると、単純に映像つくる人とアーティストっていう関係から、ちょっと踏みこんだ深い関係になれたような気がして嬉しいですね。

あとギターソロの演奏とかを撮影するときも、ほんとに聞かせたいところと、そうでもないところの判断がある程度できるので、お互いにストレスなく撮影を進めることができます。たとえば、ずーっとめっちゃいいソロ弾いてるのに顔ばっかり写してた、みたいなことを避けられます。

――「フリーランスで活動していてよかった」と思うことはありますか?

寝たいときに寝て、仕事をしたいときに仕事ができることでしょうか!あと家から出なくて済むことが多いのも嬉しいです。それと、これは独身だから言えることかもしれませんが、ぱっと思いつきで飲みにいったり旅行にいったりできるのもよいところだと思います。でも結婚したらしたで、 家族と一緒にいる時間をたくさんとれるのでよいと思います!

――逆に「フリーランスだとココが大変!」って思うことはありますか?

大丈夫だろうとは思いつつ、2ヶ月先くらいのスケジュールが常にがら空きなことによる不安でしょうか。だいたい1ヶ月先はギュウギュウで、 2ヶ月先以降はスカスカなんです・・・。

フリーランスはうまくやれば会社に勤めるより儲かるけど、仕事がないと単純に給料0円なので、よく言われるように、ハイリスク・ハイリターンだとは思います。

――将来のビジョンみたいのものは何かありますか?

文化人なりたい、40代で引退したい」です。半分ジョークですが、撮り方やMV史をまとめるような本が書けたりしたら嬉しいです。あとは専門学校の先生とかもいいかもしれないですね。だけど今が一番楽しいという感覚が常にあるので、正直なところ、あまりその先は考えられないです。

ただ、ちょっと特殊な存在で居続けたいっていう気持ちはあるかもしれません。ADやったことないし、いまだにカメラのレンズも1個しか持ってないし、F値がなんだかもやっと最近分かりかけてきたくらいだし、レンズキャップだってすぐ失くすようなやつが、フリーで仕事できていてメジャーゾーンに食い込んでいる。そんな変なやつとして存在していたい。そして、いわゆる王道といわれるディレクターのなりかた以外にも、こんなのがあるんだよーって獣道を歩いている人でいたいような気がします。

――マニさんはプロフィールに「インディ精神を忘れない」と書いていらっしゃいますが、まさにインディ精神を貫きたいという感じなんですね。

たぶんそうですね。インディ精神には他にも意味がありそうだと思っていて、たとえば「批評性があること」とか「軽快であること」とかでしょうか。

「批評性があること」っていうのは、「すごいお金をかけて作られたけど、なんだかつまらないもの」に対するカウンターでありたいっていう気持ちですね。まあ、ほぼないんですけど、たとえばバンドがある有名なアーティストのMVをもってきて、パロディではなく、これと同じ感じにしてほしいっていうのはダメです。「それを完コピすることが面白い」っていうことでない限り、それってもう批評性ゼロじゃないですか。なんというか、既存のものに対抗していきたいという感じです。

「軽快であること」は、頼まれたらすぐに「いいですよ」って言える存在でいたいってことかな。いまだにバンドから直接お仕事の依頼を受けると言うと驚かれることがあるんですけど、なんか人情派でいたい、みたいな気持ちがあります。八方美人です。

――マニさんにとって映像とはどんな存在でしょうか?

うーん、難しいですね(笑)でも天職だなとは思ってます。やっぱりやっていて楽しいです。

あと映像って、MVとかは特にそうなんですけど、ある程度までは自然にできあがっていくものだと思っているんですよ。誰かが書いた歌詞とかメロディーとか、もともと素材がある状態からの出発なんですよね。わたしの仕事は、その素材を組み合わせて、よりよく見えるようにコントロールすることなんだっていう気がしていて、ゼロから何かを作り出すのが苦手なわたしにとっては、とても魅力的な表現です。

――最後に学生へなにか一言、メッセージをお願いします!

遊びも勉強も基本的には今後の人生で無駄になることってほとんどないので、色々なことをやってみるといいと思います!たぶん明らかに無駄だろって感じるようなことでも、それはそれで芸の肥やしというか、意外とネタになったり、「青春を無駄にした」という経験はある種、得難かったりするじゃないですか。ただ「無駄にしろ」と言いたいわけではなく、むしろ無駄なことって学生のうちしかできないので、無駄になることを恐れず「せっかくだから」っていう気持ちであれこれやってみたら良いのではないでしょうか。

「せっかくだから、今のうちになにか作っておこうかな」とか「せっかくだから、美術館にたくさん行っておこうかな」とか「せっかくだからマンガを1万冊読もうかな」みたいなのはすごく良いと思います。あとはなんでもいいので1つ、課題以外の制作をしたほうがいいです。そしてそれを人に見せて、感想を聞いて、いじけないことだと思います!

――作るだけでなく、見てもらう必要もあるんですね。

そうです。なぜかっていうと、人に見せることもなく、ただ自分のためだけに作ったものって、自分以外の人からすると存在しないのと同じことになるからです。もちろん自分だけに分かればいいっていう考え方もアリなんですけど、人に見てもらうことって自分の作品が社会に影響を与えられる存在であるかどうかを知るのにはすごく良い機会なんですよね。だから人に見せたり、コンテストに応募したり、なにか目標をもって制作すると良いと思います!

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